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第3回 タクヤとゴロー


さて、「外見が美少年なだけでは真の美少年とは言えない!」ということは前回までに述べましたが、それでは一体どういう条件をクリアすればいいのか?ということを今回から論じていきたいと思います。では、まずやさしい例を提示してそれをもとに説明していきましょう。


ここにタクヤ(仮名)くんとゴロー(仮名)くんという2人の男の子がいます。この2人はどちらもすごくカッコよくて女の子にも人気のある男の子なんですが、2人のうち片方は美少年ですがもう片方は美少年ではありません。一体どんなところが違うのか、ちょっと表にまとめてみました。さあ、美少年なのはどちらかな〜?

タクヤ(仮名)ゴロー(仮名)
いつもメインのポジションにいる常に2番手という感じ
器用で何でもそつ無くこなす不器用なとこもある
右利き左利き
一人称は「俺」「僕」
ぱっと見強そう弱そう
どちらかというと体育会的なノリもろ文科系ノリ
男っぽさを売りにしている憂い、耽美、アンニュイ、ミステリアスさが売り
常に「今」カッコイイ服を着る、ファッションリーダーでありたい世間の流行よりもあくまで自分のスタイルを貫く
人を使って笑わせたり、どちらかというとツッコミあえて自分が笑われようとしたりする、どちらかというとボケ
まあつまり全体的にけっこう無難どこかヘン

・・・などなど他にもいろんな違いのある2人ですが、どちらが美少年かもうおわかりですね、ゴロー(仮名)くんが美少年です(拍手)。さて、それではなぜゴローが美少年なのか、一つづつ条件を検証していきましょう。

まず、ポジション。これは集団の中でその人がどんな立場にいるか、あるいはいたいと思うかということですが、昔から美少年は2番手と相場が決まっています。ビートルズならジョージ・ハリスン、ストーンズならブライアン・ジョーンズ、ルースターズなら花田裕之、「ゴレンジャー」なら青レンジャー、「ゲッターロボ」ならゲッター2(あの足の細さが美少年)、SMAPなら稲垣吾郎(木村と中居で1、2番手なんじゃないか、という意見もあるかもしれませんが彼らは2人とも1番手です)・・・等々太古の昔から決まっておるのです。つまり何事も「オレがやったろうじゃん!」などと出しゃばるのではなく「ん〜、まあ君がそこまで言うならやってあげてもいいよ」ぐらいの態度で臨むのが美少年ですね。

バスケットボールでも美少年は2番ポジションですねやっぱり。南山もそうだし「スラムダンク」でも2番は流川だし(あれ?ミッチーだっけ?)。ちなみにSMAPの5人をそれぞれポジションに割り当ててみると1番(PG)が中居、2番(SG)が稲垣、3番(SF)が草薙、4番(PF)が香取、5番(C)が木村、ってな感じでしょうか。木村が5番ってなってますがこのチームは実質的にセンターがエースなんですよ。レイカーズのシャックみたいなもんですね(いや、ビジュアルは置いといて)。で、稲垣がコービー。基本的には木村がインサイドで堅実に得点するんですが、大事なとこで貴重な3Pを決めたり時には派手にドライブインでダンクを決めたりするのが稲垣。あ、SMAPの話じゃありませんでしたね。あくまでタクヤ(仮名)とゴロー(仮名)の話ですので(笑)。

タクヤは器用で、歌も踊りも上手いしギターも弾けたりします。人づきあいもちゃんとしていてあまり誤解を招かないタイプ。一方ゴローはタクヤに比べると不器用で、歌も踊りもそれほど上手くありません(まあでも世間一般のレベルで見ればやっぱり上手いと思うんですけど)。でもその他の観念的、感覚的な芸術分野には長けているのでそのあたりで不器用さを補っています。あと、人とのコミュニケーションでも不器用なとこもあったりして誤解を招いたりすることもままあります。でも彼はそれをあまり気にしません。誤解する人には誤解させておけばいいのです。そのうちわかってくれることでしょう。美少年には他人にどう思われようが揺るがないだけの自我が確固としてあります。美少年はとても懐が深いのです。

つぎに利き手。もちろん美少年は左利きです。そのへんにいるコ汚いボーズでも、左利きだってだけでもう美少年度3割増しです。ってのはちょっとオーバーか、でも5%は確実にUPします。これは「転校生」でも同じことが言えます。「転校生が美少年」ってのは仙八先生での本田恭章をはじめもう昔っからあるパターンでして、あと「ちびまる子ちゃん」で「転校生はオリエンタル」ってのもありましたね。これはどっちも「あるある」って感じで皆さん共感するところだと思うのですが、左利きも含めてこれら全てに共通するものは、彼らが「異世界の住人である」ということです。

転校生ということはつまり私たち(クラスのみんな)が知らない世界からやって来た人間です。つまり私たち一般人の知らないことを知ってる、持ってないものを持ってる、見えないものが見える、出来ないことが出来る、かもしれない、そういう可能性のある存在なのです。これが左利きにも言えます。左利きとはそれだけで大多数の右利き一般人とは逆の世界を生きている鏡の世界の住人なわけですから、そこに私たちに無い可能性を見てしまうのは当然のことと言えます。そしてそれはそのまま美少年という存在そのものにも通じるのです。そのルックスを根拠とした我々一般人とは明らかに違う可能性を持った存在、それが美少年ですから、その上左利きだったりするとさらに遠い世界の住人ということで美少年度がUPするのも当然です。

僕が小学生のときに一度だけ転校生が来たことがあります。しかも都会から(うちは田舎)。しかも左利き(うちのクラスにはそれまで完全な左利きはいなかった)。もう大変でした(笑)。今思うと顔はフツーなんですが、かなり美少年度高めに設定されてました。まあ、そのうちだんだんミステリアスさが薄れるにしたがって普通になっていったんですが。

だからこれを読んでる美少年予備軍の諸君(←だから読んでないって)、もし自分の美少年度がイマイチだなあ、なんて思ってるんだったら簡単です。左利きになって転校しなさい。これだけで合わせて10%美少年度UPです。しかもこれは顔の造りなどと違って本人の努力次第で十分可能です。是非お試しください。


ああ、まだまだ検証しなければならないことがあるのにもう紙数が尽きてしまいました(←単に疲れたので後回し)。続きは次回ということで。


注――「タクヤ」「ゴロー」はあくまで仮名で、実在の人物とは一切関係ありません(信じろ!)。

00/07/15

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